空き家

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我が家の二件となりには空き家がひとつあった。昼間から玄関に白い影が目撃されたり(家はすべて鍵がかかっている)
『うぅ…』
とうめき声が聞こえたりした。うめき声は私も何度か聞いたことがある。
昼夜関係なく怪異はおこり、その当時小学生だった私は空き家の前を通るのをとても怖がった。

ある時地元の小学生数人で本当に幽霊がいるか確かめるために空き家に数人で集まった。
いつも通りっと言ってはなんだがうめき声がする
『うぅ…』

「声しとるな」
「そうだな…」

その時ひとりが漬物石くらいの石をひろいあげ空き家の窓ガラスに投げ込んだ。

ガッシャ~ン

凄い音をたててガラスは割れた。
なにしてんねんこいつ!と思った瞬間

『うぅ…うぅあああああああああ!』

と、うめき声が絶叫になった

「うわぁぁあ!」
いっせいに逃げ出した。しかし、叫び声だけが追い掛けてくる。

『うぅあああああああ』

振り返っても何もいない!声だけが、叫びだけが追い掛けてくる!

みんなパニックになりながらもとにかく走った。今では覚えてないがたぶん必死に心の中であやまった気がする。

走った距離は50m程度だったが、かなり走りこんだくらい疲弊して立ち尽くしたときには、もう声は聞こえなくなっていた。

現在、空き家は壊され別の家が建っている。

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